kenoブログ

**イエスキリストを信じなさい**

耳聞こえない/転職

クリスチャン仲間に
「その耳、癒されることを神様に願ってるか」
ときかれたことがある。
私は答えた。
「二通りある。ひとつは奇跡的な癒しを受けること。もうひとつは聞こえない耳でも神様が支えてくれるので人生困らない。私の場合は神様がめんどう見てくれるほうだ」と。


奇跡の癒しはたしかにある。
私の周りには不治の病とか難病、ガンから癒された、なおった人がけっこういる。YouTubeで検索すると世界にはなんぼでもイエスキリストによる奇跡の癒しはある。
 しかし、やはりそれは「奇跡」の部類だ。
私の耳は飛び降りの自殺未遂の後遺症。これ、医者は「わからない」と言う。医学的に原因を確認、確定できないので「わからない」なのだ。
 あごの骨が折れた。左側。聴力は左側から徐々に低下していった。先に左はまったく聞こえなくなった。今は右も補聴器でなんとか雑音程度まで低下。会話はできない。
 なので、自分の認識としては飛び降りの衝撃で壊れたのだ。そしてわずかずつ低下。新婚当時、ステレオの音像位置を聴覚的にセンターに調整すると、左右バランスのツマミがわずかだが左にずれた。その当時はそれが自分の耳のせいだとは気づかなかった。
 耳鼻科医院で聴力の低下を確認したのは40歳ころだった。


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2日前の記事でカルト教団脱出後の就職が神様の導き、祝福であったことを書きました。
 その後、私は営業所の所長になりました。いろいろ現場があって、パートさんやアルバイトの合計は60人から70人でした。管理建物の担当者様との対応に、この耳ではつらくなってきました。パートさんたちの管理や指導も難しくなってきます。
 ストレスがたまったところに、ちょっとした事件もあって、ついに私は転職を決断しました。相手が明瞭に話してくれれば、まだなんとか補聴器なしでも会話はできていました。しかし、所長はもうムリでした。会社は、ポジションを変えて多少は収入減になっても続けて働けるからと言ってくれましたが。


 さて転職の就活です。50歳手前でした。(教会で「その年齢ではムリでしょう」と言われました・・・・)

ハローワーク(職安)で「あ、これいいじゃん」というのがありました。
工場の4tトラックの運転手です。運送屋ではありません。製造工場所有トラックの運転手です。得意先への納品や材料の引き取りなどが仕事です。仕事の内容は、補聴器を装着していれば大丈夫でした。
 運輸業のドライバーではないので「日勤」でも厚待遇でした。大手得意先への納品があるので「運ちゃん」ではダメなのです。という事情での待遇でした。
 なので応募条件に「高卒以上」という、私には壁がありました。でも神様が背中を押してくれたのです。
「チャレンジします」の見出しで、中卒の履歴書を送付しました。面接してくれることになりました。
 面接当日、まずペーパーテストがありました。
私は中卒ですので、それまでの就職は面接のみのところばかりでした。テストは初。
 一般常識的な内容でした。
パソコンについての設問は得意。

先に面接に来ていた男性はアタマかかえていました。
 彼は若く、マジメそうで体格もよかったです。ふつうに見た目で判断すれば、彼が採用されるでしょう。ちゃんと「高卒以上」だろうし。
先に面接を終えて出てきた彼は「アカンなあ」という感じで首をふってました。

 面接。私はまず、場に合わせた軽いジョークで笑いを1本、これは得意技。そのあと「わたしはクリスチャンです」と、これは外せない。雰囲気よく面接は終わりました。
 結果待ちになりました。1週間後くらいだったと記憶しています。
神様の恵みで「採用」でした。1名です。

じつは「テスト」のなかに、未経験者には難関な設問があったのです。
 その工場では高精度の造形をしていました。
一般社員向けの試験をそのまま運転手募集のペーパーテストにも使ったのです。

次の4面図のなかで、他の3面と不整合なものはどれか。
というものです。たとえばこういうのでした。

数十ページもありました。進むほど難度があがっていくのです。

 あとのほうになると図面のどれかに一本線を入れて4面を整合せよ、と。


これは3Dの図面がわからなければ無理です。

 きっと面接に来ていたマジメそうな若い方はこれができなかったのでしょう。


私は、趣味であそんでました!



入社してから、採用担当の方が私に言いました。

「太郎さん、あなた、テストが大卒並みでしたよ」と。


私は中卒なのに神様は「高卒以上」の試験を通過させてくれました。

私の得意分野にドンピシャリの会社を用意してくださったのでした。


 このときも、家内は、まーったく心配してませんでした。家ではふつーにTVゲームやってました(おい!)。

イエス様に感謝でした。

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