スキー、あきらめ
アカンわ。
この耳では。
かーちゃん生きてたら、ふたりでなら行くけど。
ぜんぜん聞こえなくなってからはストレスとなることからは逃げるようになった。避ける。負担になることとか。
クルマの運転。スキー場まで独りで走るのはやだ。神経使いすぎる。そこまでしんどい思いして、かつ、無音のスキーはもういい。やめた。
窓口、チケット(リフト券)購入はママにまかせていたし。
高速道路のサービスエリアで昼食の時、呼び出しとかブザーのときもママにまかせてた。
以前のクルマはライトつけっぱなしでもエンジン切ってキー抜けたんだよ。
ママが「何か鳴ってる」と。クルマの警告音。それでライトつけっぱなしに気づいたことがある。今のクルマはそういうことはないけど、それでもママがいっしょなら乗るときに「何か異音がしたら知らせてくれ」と頼める。
そんなこんなで、もうここまで聞こえなくなったらスキーはおしまい。
仲間内でさそわれたら行く。でも仲間内にはスキーやる奴いないし。
ってことで、おしまい。
スケートは行くよ。
ママ、楽しかったな。
おしまい。ちょっとさびしい。