私は、あのころに帰りたいです。
　あなたと出会い、そして高松でいっしょに暮してたころに。
過ぎてしまえば、40年はあっというまでした。
　私はあなたにありがとうを言いたかったです。
救急車の中で目をあわせたのが最後になってしまいました。

ハル君とモコ君は先住猫のいるおおきなおうちにもらわれていきました。
　私の耳は、ついに何も聞こえなくなりました。
イエス様のもとでいつか再会することを楽しみにしています。
私はまだ地上で生きなきゃなりません。
　まだあとひとり、できればその次も、福音を語り、あかしをし、天国に導きたいです。
でも正直、私はさびしいです。
あなたを失ってひとりで生活するのはさびしいです。

それでもがんばるのは、いつか、かっこよく天国に帰りたいからです。
　イエス様と、そしてあなたに「ただいま帰りました」と帰還兵のように。

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イエス様、私を救い、祝福し、ささえてくださる私の主よ。
　まだ使いみちがあるなら私を生かし、つかってください。
主よ、あなたの愛を、人々に。