kenoブログ

**ママ会いたいよ**

校舎飛降りから結婚まで

かつてブログで何度かUPしてる内容。


千葉県野田市で生まれ、実家は「あの新興宗教」でした。
 拠点になってて、しょっちゅう会合がありました。
近所じゃ有名だったと思う。人が集まり読経がまわりに響きわたっていました。
宗教歌も威勢よく合唱してました。
 親を悪く書きたくないので、ですが、家庭環境は悪かったです。
高校2年の時に校舎屋上から飛び降り。
 前の晩から雨が降り続き、地面がゆるんでいました。
マンホールのコンクリートわくをねらったハズでしたが、落下中は空気抵抗でブレるので横の地面に落下。
 救急車。


退院後、私は自殺未遂の「はれもの」になったことで、その宗教団体と縁を切れました。命がけで縁を切ったカタチになりました。
 子供に信教の自由はないです。カルト団体所属の親にはさからえない。恐怖支配で洗脳されています。疑問に思ってからはずっと死ぬことを考えていました。社会人になって自由を得るまでの時間を耐えるのはムリでした。たとえ家を出てもしつこく追ってきます。


自分で探したアルバイトは東京葛飾区のスケートセンター。当時、京成高砂駅前にありました。
 お金貯めて、自転車で放浪の旅に出ました。たぶん3日目だったと思います。あの宗教の「総本山」に寄りました。
そこの宗教は無視して、門の前でこう祈りました。
「全知全能唯一絶対の創造主なる神様。いるなら聞いてください。私はあなたを拝みたいです。この世には星の数ほど宗教があり、どれが本物の神様を拝んでいるのかわかりません。でもいるならあなたは全能ですから今の私の願いを聞いてるはずです。あなたを拝む、正しい宗教のもとへ導いてください。それから、これはついでですので、できればでいいですが、私は早く結婚したいです。私の伴侶となるひとに旅の途中で会わせてください。でもこれはできればでいいです」
 と、祈り、旅をつづけました。長野の農家で住み込みの畑仕事。秋が来て、さようならと。ユースホステルを利用し、走りました。


 紀伊半島から四国、九州に渡ってから4日後くらい。宮崎の高千穂ユースホステルにたどり着きました。当日宿泊は私と、のちの妻だけでした。
 彼女は仲良し3人で来るはずでしたが、2人がドタキャン。楽しみにしていた九州高千穂だったので単独旅行に。「明日、高千穂峡(観光地)に行きたい」と彼女。
 ヘルパーさんが私に「あんたがいっしょに行ってやればいいじゃん。ヒマだろ」と。
実質デートに。翌年結婚。神様ありがとう、でした。


 ある日、彼女が持っていた聖書をなにげなく読んでいて
「これだ。これじゃんか。本物の神様」
彼女はクリスチャンではなかったですが、高校が私立でした。購買の横に「ご自由にどうぞ」とその聖書は積まれていたそうです。


 近所の教会を探して戸をたたきました。


この写真は出会った当時のもの。

ユースホステルから見上げる鉄橋。虹は神様の祝福。合成ではなく、ほんとに虹が出ていたので撮った写真です。

高千穂ユースホステル。


でした。

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